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2008年5月14日(水曜日)

ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング MASTERSの管球アンプ、高評価を獲得!

ハイエンドショウトウキョウ2008スプリングでのエピソードをご紹介します。

5月10(土)14:30から、音元出版主催、“評論家:小林貢氏とお手頃管球アンプ4台を聴く”に、イシノラボ/MASTERSも“MASTERS BA−215TM”を投入して参加しました。

1番目にトライオード“TRV−88SE”、
2番目にオーディオスペース”AS−3.8i”の中国製アンプ、
3番目に純日本製、MASTERS BA−215TMを使用しましたが、「“MASTERS BA−215TM/STAX”からSTAXイヤースピーカドライブ回路を外すと、“MASTERS BA−215TM”(¥147,000)になる。」と紹介されました。

3曲の課題曲では、しなやかさ、透明度、ワイドレンジ感、で威力を発揮致しました。

小林氏も思わず、「これはすばらしいサウンド。これで¥147,000とは、材料費だけでも10万円を超えるのでは!」とのコメントを発しておられました。

最後のシンセシス“Flame”(イタリア製¥320,000?)は良好サウンドでしたが、解像度では、タムラトランスを搭載したBA−215TMに分があったように聴こえたのは私の自己陶酔かも知れません。
イベント終了後、リスナーのおひとりが、「明確にサウンド差異がわかった。MASTERSが一番優れたサウンドを聴かせた!」と語っておられたのが聴こえ、製作者冥利につきました。

いずれにしても、私がかつて在籍したタムラのF684出力トランスの性能の良さが、大いにこの音質をサポートしていると思います。

(文責:製作者)



2008年5月12日(月曜日)

ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング 大盛況の中、無事終演

カテゴリー: - イシノラボ/マスターズ店長 @ 21時24分04秒

「イシノラボ」/「マスターズ」は、“ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング”に出展いたしました。

お陰様をもちまして、大盛況の中、無事終演することができました。
たくさんのご来場 誠にありがとうございました。


ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング
 【開催日時】
  5月 9日(金) 13:00〜20:00
  5月10日(土) 10:00〜20:00
  5月11日(日) 10:00〜18:00
 【入場料】
  無料
 【会場】
  有楽町「東京交通会館」
  ・3Fグリーンルーム
  ・12Fダイヤモンドホール
  ・12FカトレアサロンB(5月10日、11日特設)
   ※ 「イシノラボ」/「マスターズ」は、12FダイヤモンドホールのS−ROOM(「テーブル展示」/「サイレント」コーナー)に出展しました。「ウエストリバー」さんもタイアップしての出展です。

出展製品は以下です。

  1. ハイグレード真空管プリアンプ “MASTERS CA―3000(仮称)”
  2. ダブルウエイコントロールアンプ “MASTERS CA―607T/T”
  3. STAXイヤースピーカ対応真空管パワーアンプ “MASTERS BA―215TM/STAX”
  4. 新型フルバランス・パワーアンプ “MASTERS BA―225FB/MOS”
  5. 新型インバーテッド・フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOSy”
  6. バランス真空管パワーアンプ “MASTERS BA−218FBP(仮称)”(開発中)
  7. ラインレベル・プリアンプ “MASTERS CA−2000API”(5台限りで再発売予定)

なお、有限会社STAX (スタックス)様のご厚意により、STAX製ヘッドホンで“MASTERS BA―215TM/STAX”の試聴をご準備できました。

以下、当日の写真です。

ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング

ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング ハイエンドショウトウキョウ2008スプリング



2008年5月6日(火曜日)

“MASTERS BA−225FB/MOSy”誕生!

大好評をいただいております“MASTERS BA―225FB/MOS”に兄弟機が誕生しました。その名は、それは“MASTERS BA−225FB/MOSy”です。

話は、1960年代に遡ります。JBLは斬新な、最新のテクノロジーをもって、スピーカジャンルに革命を起こしました。D130,LE8T,375、などの名機は、今なお高価格で取引されています。スピーカシステムにしても、“ハーツフィールド”,“パラゴン”,“4320”,”4343”などなど、名機の登場が相次ぎました。

皆さん、この頃のJBLスピーカユニットの極性は他のユニットと反対になっていたことをお気づきですか?
スピーカユニットの+端子からプラスの電流を流せば、スピーカの振動板は前に出ます。ところが、JBLのユニットは後ろに下がります。
なぜ、こうしたかは諸説あります。
ジェームス・バロウ・ランシングがアルテックとの差別化を図るために、逆極性にしたとか。
彼が亡くなって、JBLが何とか軌道に乗った頃、JBLはオーディオアンプを世に出しました。
それは“エナージャイザー”とネーミングされた新型トランジスタアンプでした。
最初は“パラゴン”をドライブするために、製作されましたが、評判が良いために、プリメインアンプとしても発売されました。それがSA−600、その後、パワーアップされたSA−660でした。このアンプも今なお、評判高く、取引されています。

スピーカ屋のJBLにあって、革新的なアンプはダーリントンステージに“Tサーキット”と呼ばれる、今でもトランジスタアンプに使われている新回路を搭載していました。これは抵抗1本でできてしまう回路です。
多くのアンプ技術者はこのことのみに注目して、大事なNFBアンプとしても基本動作のユニークさには注目しませんでした。
勿論、上記のJBLアンプは高価であったにも関わらず、大好評で沢山売れました。
この名機の基本回路は、当時のJBLにあって天才技術者と言われたバート・ロカンシーが真空管アンプで基本回路を確立して、それをベースにトランジスタアンプに置き換えたそうです。
バート・ロカンシーはJBLを退職後は新たに優れたユニット製作会社(たしかガウスブランド)を興しましたが、晩年はパイオニアに招かれて、パイオニアのスピーカエンジニアの教育に力を注ぎました。
パイオニアは彼の遺産というべきその成果をTADブランドを起こし、今なお高い評価を得ています。なお、レイ・オーディオ主宰者、木下正三氏はバート・ロカンシーの一番弟子と言われているそうです。
   
名機SA―600/660の回路図を眺めると何と、インバーテッド・アンプ方式なのです。JBLスピーカにこのアンプを使えば、位相は逆転して、他のスピーカと同じになります。JBLはそのために、このようなアンプを作ったのでしょうか?
わたしは結果的にそうなっただけで、性能が良いからそうしたのだと思っています。しかし、多くのアンプエンジニアは位相が反転することにわだかまりがあるらしく、ほとんど採用されていませんが、サンスイのXバランス回路は、当時はいいませんでしたが、あの回路は見事なインバーテッド・バランスアンプなのです。バランスアンプですから、位相も問題はなく、自由に設定できます。

実は、皆さんはインバーテッドアンプのサウンドを聴いているのです。
レコーディング時に、ある程度の数のマイクロフォンを使います。それを、調整卓(コンソール)でミクシングして、音源は作られます。そのミクシング回路はインバーテッド回路でないと成立しないのです。すなわち、インバーテッド回路はお互いに独立して、他のチャンネルの影響を受けない回路なのです。だから、何十本のマイク音をミクシング出来るのです。

インバーテッド回路は、NFBが安定してかかります。
電子回路を学んだ方なら、NFBをいかに安定にかけるかが、半導体アンプでは勝負になります。インバーテッドアンプでは、NFBのサミングポイントはアンプ外で抵抗の結合で演算されるので、実に安定にかかります。その証拠は計測器のアナログ回路はほとんどインバーテッドアンプ回路で構成されます。
また、トランジスタ回路の権威、黒田徹氏の著書によれば、インバーテッドアンプ回路では初段の定電流特性にひずみ特性が影響されにくいことを数式で証明されています。

だからといって、今回のアンプが優れたアンプとは申しません。

今回、発売したBA―225FB/MOSyはBA―225FB/MOSのアンプ回路をインバーテッドアンプ回路に変更しております。自己陶酔に陥っているかもしれませんので、イシノラボの狭い工房にいらして下されば、どんなものかということはお分かりいただけると思います(ご予約下さい)。サウンドは味覚のように、各人の好みがあるので、気に入っていただければありがたいです。また、昨年から好評のBA―225FB/MOSも聴けます。最後に、BA−225FB/MOSyのアンプ全体のブロックダイアグラムを載せます。

MASTERS BA−225FB/MOSy ブロックダイアグラム
MASTERS BA−225FB/MOSy ブロックダイアグラム



“MASTERS BA−225FB/MOSy”好調!

2008年の春・真っ盛りの今
2008年の初頭から、ブリッジバランスアンプ関係の注文に応えるべく、製作に忙しくしていました。
特に2007年11月2日のブログに書かせていただいたハーフブリッジアンプは、その新製品発表に先立ってオーダーをいただきました。とりわけ高効率ホーンドライバーを採用しているチャンネルアンプシステムのユーザーの方には、ウルトラ・ローノイズ性能には、大変高い評価をいただきました。
このアンプはBA−225FB/MOSjとして、新機種となりました。



2008年1月2日(水曜日)

ユニークな高音質プリアンプを開発中!

プリアンプの重要性は次第に認識されてきたようです。例えば、CDプレーヤ出力をダイレクトにパワーアンプに接続しても、充分聴けるほどの出力を、CDプレーヤーは持っています(MAX:2V)。しかし、高音質コントロールアンプを使えば、重心の下がった、奥行きのある、音場感豊かなサウンドを得られることが分かってきました。

近々、デザインも優れた、高音質プリアンプを発表する予定です。特に、「広い音場感」「スケールのある」「奥行きのある」「重心の下がった」「いやなサウンドがまったく出ない」などをキーワードとしている製品です。これは、皆様のご意見を聴きつつ、ブラッシュアップを図ってから発売したいと思っております。この製品のデザインは、サンスイの名シリーズのプリメインアンプなど、名アンプの工業デザインを担当したOさんの手によるものです。それに、当方の、独創性・知恵・キャリア・努力をすべてつぎ込む予定です。

どうぞ、ご期待ください!!



大好評のフルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”

発表以来、首記パワーアンプはおかげさまで大好評をいただいております。ご注文にお応えすべく、製作に励んでおります。首記アンプのカラレーション(色付け)がない音質と、かつ、低域再生能力の高さは多くのユーザー様より感想をいただいております。

また、極めて残留ノイズが少ないことも特徴です。今までノイズに悩まされていた高効率ホーンドライバー使用のチャンネルアンプシステムにも採用されている方も、多くいらっしゃいます。100〜110dBもの高効率のホーンドライバー用としては、普通のアンプでは残留ノイズが気になって困っておられると思います。しかし、このアンプは、通常の半導体アンプの1/4(12dB)以下のレベルですから、その心配はありません。

是非、1人でも多くの方に興味を持っていただければと思います。



最近の高価なオーディオ製品について

カテゴリー: - イシノラボ/マスターズ店長 @ 19時44分24秒

最近のオーディオ製品の高額化には、ため息をつくばかりです。その根拠には、原材料の大幅な高騰(銅・ステンレス・樹脂材料は4倍、鉄は2倍以上など)があるものの、値上がり分を超えた高い値付けには驚きます。メーカーさんに気を使うオーディオ評論家さんの心ある方々は、オーディオ誌で、“数が出ないから、高くする。ますます、売れなくなる。これでは悪循環になる”と述べております。海外では、オーディオ趣味は超お金持ちの道楽になって、¥500万とか、¥1,000万とかの超高額オーディオ製品が主流になっています。
少なくとも日本では、オーディオ製品は手の届くものにしておくべきです。皆様は、老後の不安を抱えて、蓄えをある程度持っておられると思います。それを取り崩して、オーディオ趣味につぎ込むのは先々心配です。オーディオ趣味は、生活を脅かさない健全な趣味であるべきとマスターズ/イシノラボは考えます。

当社では、ネット販売をメインとして、流通経費(20〜25%)をセーブしております。更に、利益を蓄積して、規模を大きくして、商売することはあまり考えておりませんので、ぎりぎりの価格にしております。ユーザー様からは、“驚くほどの、中身の濃さ、音質の良さ!”とコメントをいただいております。
ネットビジネスの問題点は、製品の説明、画像からしか情報をつかむことしかできないことです。“触ってみる”、“聴いてみる”ということができませんので、まず当社を信用していただけることが重要と考えています。しかし、サウンドは、料理のように、皆様の嗜好がございますので、当社でおいしいと確信しても、お耳に合わない場合もございます。その場合は、どうぞ、クリーングオフの制度で遠慮なくご返品ください。当方はオーディオ界、40年以上のキャリアですので、皆様のお気持ちは充分理解できます。

以上、ご理解のうえ、よろしくお願い致します。



2008年新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。月日の経つのは早く、あっという間の1年です。皆様が、1日、1日を有意義に過ごされることを願っております。
また、イシノラボのサイトにアクセスいただきまして御礼申し上げます。今年は、「イシノラボ」「マスターズ」をもう少し多くの方に知っていただくための活動を計画中です。2008年もどうぞよろしくお願い致します。



2007年11月2日(金曜日)

チャンネルアンプシステム愛好者様にも好評な“MASTERS BA―225FB/MOS”

新型フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”は、おかげさまで、大変好評をいただいており、日々、製作に励んでおります。
設計者サイドでは想定していなかったことですが、このアンプはチャンネルアンプシステム愛好者様にも注目されているようです。
その要素を書き出してみますと、
残留ノイズが極めて少ないです。通常の半導体アンプの1/4(12dB)以下のレベルですから、100〜110dBもの高効率のホーンドライバーを使用されている方は、普通のアンプでは残留ノイズが気になって困っておられると思います。このような方にもご満足いただけるものと追います。
更に、ホーンドライバーの保護を兼ねて、当社発売のバイファイラー巻きマッチングトランスを、アンプとドライバーの間に入れれば、ノイズレベルは更に10dB下がり、そのレベルは0.02mVと、世界最高といっても過言ではないローノイズで聴けます。
アンプやCDプレーヤーのS/N比スペックに書いてある数値は、聴感補正値です。聴感補正値とは、メーカーの都合の良いように、低域・高域をカットして、S/N比を表示するものです。ちなみに、プロオーディオ業界では、聴感補正なしで表示しています。
聴感補正といいながら、実際のヒアリング感覚とは合いません。マスターズではノイズ表示は補正フィルターなしの、実体を表すのに適した値を表示しています。

上記のアンプは、バランス増幅、バランス電源アンプを構成しています。「それでは、もっとローパワー、ローノイズで、音質も良く、お買い求めやすい価格のアンプは作れないものか?」と思案していました。思いついたのは、“MASTERS BA―225FB/MOS”を半分にして、10Wのアンプとすることです。具体的には、パワーユニットを1個にして、ブリッジバランスをやめて、通常の、いわゆるハーフブリッジ構成アンプです。早速、試作してみました。
結果は、パワー10W、残留ノイズは0.040mVと、驚異的な値となりました。価格はシンプルになった分、お安くできます。おそらく、10万円以下でご提供できると思います。
肝心のサウンドはクリア、ローパワーながらきっちりとスピーカーをグリップします。
近いうちに発売できると思います。バランス入力にも対応する製品になる予定です。ご期待ください!



2007年8月4日(土曜日)

MASTERS BA−212/98ppの3K仕事と新しい発見

現在、5998を使ったオーディオアンプはMASTERSブランドだけでないでしょうか?
5998は、本来、レギュレータ管ですが、増幅率が6080の2倍あり、内部抵抗は280Ωと非常に低く、6080と300Bの中間に位置すると思います。
アナログ誌VOL16(音元出版刊)の記事で使われた試作機は、ノグチ・トランス(秋葉原・ラジオデパート地下)にしばらく展示して、真空管ファンに見ていただきました。
そこでいただいたご意見に、「トランスカバーをたたくと、カン、カン、響く」というものがありました。このトランスカバーは、美的にするだけで、特にサウンドには影響しないです。
しかし、そのあたりを指摘される方々のご意見はよく理解できましたので、「それならば、出力トランスをこのケース内に充填しよう」と思い立ちました。
アメリカから取寄せた昔ながらの充填材があります。これは溶かすと臭いので、「危険」「汚い」「きつい」の3K仕事です。このため、今やほとんどのトランスメーカーは2液性の樹脂充填材を使っています。しかしこの昔ながらの充填材は適度の柔らかさを備え、トランスはケース内にフローテイングされ、振動問題からフリーになります。小型ガスコンロでなべに入れた充填材を溶かし(もちろん外でやらないと臭くてたまりません)、出力トランスをトランスケース内に入れ、充填材でフロートさせるのです。
ちょうど、受注いただいたアンプに搭載し、できあがりを聴いてみました。
いやはや効果があるものです。すっきり、そして、出るべきところは出る、といった、さらに素敵なサウンドになったようです。
元々、低内部インピーダンス管と通常のインピーダンス(5kpp)の出力トランスとで真空管アンプを作ると、ひずみは著しく改善され、また、切れ味もよくなることが知られています。とくに低音の自然さは特筆ものです。
¥105,000のリーズナブルなアンプですが、あえて、この3K作業をやっていくつもりです。

アメリカ製充填材
アメリカ製充填材。

アメリカ製充填材
これをなべに入れて溶かします。

アメリカ製充填材
充填材をトランスが入ったケース内に注ぎ込みます。熱くて、湯気が立ってます。

アメリカ製充填材
冷えてきた充填材。これでトランスはケース内にフロートされ、振動からフリーになります。



2007年7月9日(月曜日)

フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”鋭意制作中!

このところ、マスターズブランドのアンプの製作に注力しております。
お客様からしてみれば、「オーダーしたら、すぐ欲しい!」というのがごく自然なご要望と思います。
しかし、マスターズ/イシノラボでは、お客様のお財布にやさしいアンプとするために、在庫負担の少ない受注生産方式を採っております。製作は文字通り“ハンドメード”です。

大好評の“BA―225FB/MOS”の内部を見たお客様から、「物凄い材料費の掛け方にびっくりした!」とのご感想をいただきました。
何しろ、4台のアンプを搭載し、幻のMOSFET、東芝オーディオ用MOSFETが8個も入って、メイン電源トランス2個、フェーズインバーター用トランス1個、それに大容量バランス電源と、満載の内容です。シャーシはメーカー品では採用が難しい1.6mm厚の鋼板を採用して、堅牢な構造です。
このような意味もあって、価格表示も“発売記念特価”としています。

さて、このフルバランス・パワーアンプの基本的な動作を、わかりやすく、再度ご説明させていただきます。

ほとんどのトランジスタアンプはSEPP回路を採用しています。SEPPとはシングル・エンド・プッシュプルの略で、その言葉が示すように、基本的にシングル動作です。従って、常にグランドに対して、信号の反サイクルは電流を吐き出し、もう半サイクルで電流を吸い込んでいます。いわば、列車を1台の機関車で押したり、引いたりしているのです。これでは、スピーカーのドライブ力に力不足かもしれません。自動車に例えれば、4個の車輪のうち、2個を駆動しているのが、通常のトランジスタアンプといえます。それで、充分という考え方もありましょう。

フルバランス・パワーアンプは、常に、2台の機関車で前後から、押したり、引いたりしているようなものです。自動車でいえば、四輪駆動方式ともいえます。

このたび発売になったフルバランス・パワーアンプは、さらに電源までのバランス動作を配慮しています。オーディオアクセサリー誌の紹介記事で“画期的アンプ”と評されたのは、書かれた評論家の方が、動作をよく理解されているからだと思います。



2007年6月17日(日曜日)

MASTERS BA−215SEPのご紹介

もうひとつ新製品を登場させました。
EL34(6CA7)SEPP回路採用パワーアンプ”MASTERS BA−215SEP”です。
これはEL34を並列SEPP回路で構成したもので、私が調べた限りでは、EL34(3結)では世界で初めてだろうと思います。これは、切れ味良く、スピード感あるサウンドで、音楽に爽快感を求める方に向いています。
この方式は出力トランスで通常の真空管アンプのように、プッシュプル信号を電磁結合させる必要がなく、単なるマッチングトランスとして動作させれば良いので、出力トランスに無理がかかりません。また、この回路ですと、アンプの内部抵抗が従来アンプの1/4になりますので、スピーカをきっちりグリップすることになり、このような元気になれるサウンドになるのだと思います!トランジスタアンプでは、SEPP回路が前提となっているだけに、真空管アンプでももう少し注目されても良かったのではないかと、ずっと思っていました。今回はその想いを具現化したものです。予想どおりのサウンドとなって、密かに喜んでいます。
これは¥147,000(税込)とギリギリの価格設定としております。
この紹介・評価記事も“アナログ”VOL16(音元出版)のp246に掲載されています。



MASTERS BA-212/98ppのご紹介

最近、新型フルバランス・パワーアンプの良さについていろいろご説明させていただきました。
しかし、私は、「何でも決めつけないこと」を信条としています。
「やっぱり、真空管アンプはほっとする!」とおっしゃる方もおられると思います。
そのような方に、また、また、新製品を登場させました。
5998プッシュプル・ステレオパワーアンプ”MASTERS BA-212/98pp”です。
これは低内部抵抗3極管5998によるプッシュプル・パワーアンプで¥105,000(税込)と、これまた、お財布にやさしい価格としました。包み込むような、癒しのサウンドで、リアルさよりも長時間、長期間聴いても飽きない、疲れないということを主眼にして、製品化致しました。この文もこのアンプを聴きながら、書いています。心地良いです。
 ではどうしてそうなるのかは、人間の感性の方がエレクトロニクスよりも鋭敏であり、科学が追いつかないのでしょう。強いて、考えてみると、5998のような低内部抵抗管を、大きいインピーダンスの出力トランスで動作させると、理論的にひずみが少なくなり、そのかわり出力トランスの適度な抵抗分がおだやかにスピーカをコントロールするものと推測しています。また、5U4Gのよる整流管方式もそのようなサウンドの一助になっているような気もします。
このアンプの紹介・評価記事は“アナログ”VOL16(音元出版)のp246にレポートされています。わたしもその記事には同感です。



フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”への想い

フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”がおかげさまで好評をいただいております。只今、鋭意製作中です。
「バランス伝送」・「バランス増幅」・「バランス電源」の3方式が、パワーアンプとしてスピーカを理想に近いかたちでうまくドライブできていると思います。
このアンプはパワーが25Wと手頃なので、電源電圧を低く設定でき、パワーデバイスの電流リニアリティが良好な領域で動作します。
また、「L/R 2トランス方式」は、古くはトリオアンプが提唱した方式ですが、スピーカードライブにおいては、矛盾なく、他chの影響を受けることもなく動作することを改めて実感しました。
このフルバランス・パワーアンプは、癖がなく、それでいて、出るときは出る。この結果を実際に聴いて、長年、オーディオアンプに携わっている私も、ややびっくりしました。

2007年問題がクローズアップされる中、増税感も漂い、昨今は何かと暗い雰囲気が漂っております。やっと時間的ゆとりが持てたのに、高価なアンプには手が出ない、オーディオ/音楽をこよなく愛する方。外国ブランドの高価なアンプ、メーカー製の大きく重いアンプに疑問を抱かれている方。生活の負担にならないように、必要十分な機能に絞り、それでいて音質には妥協しない価格設定としたこのフルバランスアンプは、そのような方に使っていただければと思います。



2007年5月26日(土曜日)

目立たないヒット商品のご紹介

最近、弊社のRCAケーブル「MASTERS MS−211/5C」の注文を多くいただいております。
「エレクトロニクス的な基礎を満足した上でオーディオ的な感性を加えたRCAケーブル」として大変ご好評いただいております。

ここ20年、「オーディオ機器の使いこなしには、オーディオアクセサリーが重要な要素となる」ことが、オーディオ評論家諸氏の方々のあいだでいわれ続けてきました。それを追認するかたちで、ユーザーの方々からも効果のほどが認知され、オーディオビジネスの一角を担うものとなっております。

私は、ケーブル類にはあまり関心の高いほうではありませんが、少なくとも伝送理論に沿ったものであれば、良好なサウンドが実現できると思っております。

また、できるだけ、入手しやすい価格で提供すべきと思っております。現状ではエントリークラスのRCAピンプラグケーブルでさえ、1万円以上が相場です。

当社の「MASTERS MS−211/5C」は、アメリカ製業務用5C−2V同軸ケーブルを伝送導体として、ロスのない広帯域伝送を目指しております。
ケーブルが太いので、長さを短くして、なおかつ、曲げて使用されますとRCAピン端子にストレスがかかります。標準品の120cmの長さでは多少曲げても問題ございません。30cm以下となりますと要注意です。
それさえご注意いただければ高音質を再現できます。

費用がセーブできた分、ハードのアップグレード、ソフトの購入などに振り向けたほうが、より一層、オーディオライフを楽しめるものと思います。



2007年5月19日(土曜日)

サウンドとそのポリシー、エンジニアリングと感性の狭間

カテゴリー: - イシノラボ/マスターズ店長 @ 11時02分03秒

私は元々、人間好きなせいか、人間心理については昔から興味をもっていたものです。ゼミも、エレクトロニクスの傍ら、進んで別の心理学の先生の指導も受けました。

その関連で、1970年代前半に、一時はやった4chステレオ開発においては、私なりに、特に音の方向性の認知の音響心理実験を随分とやったことを思い出します。
当時は、2chステレオではオーディオ熱が凄かったですから、オーディオの音質評価に関して、計量心理学の手法で、何とか音質の差異を、統計学でいう「有意差」に持ち込もうと、1970年代、オーディオ各社は音響心理の研究を始めました。東芝の厨川さん、松下、日立の中山グループ、などなど。NHK技研も二階堂さんが先頭をきってアクティブに研究していました。

私が在籍していた当時のサンスイでは、各設計グループで、音質検討し、その結果、音質にかかわる設計の配慮をしておりました。
ところが、1975年あたり、オーディオ誌での評論家の音質記事が売れ行きに影響すると考えた経営者は、急に、社内に音質評価委員会なるものを設置したのです。(これは私のつたない連載「日本オーディオ史」のはじめのあたりに記述してあります。)
どうするかと見ていると、同じ音量レベルにして、一対比較法によって、合格・不合格を音質評価委員が下すようになったのです。
こうなると、評価者にとってかなりのストレスになり、短時間の比較はまず無理なことだと、私は思っていました。その結果、出てきた製品の音質は個性のない、魅力のないものになってしまいました。1976年になって、この委員会は廃止され、音質を担当する人間が外部の有識者との意見を考慮しつつ、ブランドの音質を維持・向上してきた経緯があります。手法として、ブラインド・一対比較は避けて、じっくり、聴きこみ、聴き取った感触を確信になるまで、とことん、追い込んだ記憶が蘇ってきます。

最近でも、オーディオマイスター制度を取り入れて、上記の方法を採っている会社もありますが、メーカーという立場があり、ハイエンド・オーディオは我々のようなスモールスケール工房のほうが適性があるように感じています。

また、やはり、オーディオ趣味は、主として西洋音楽を聴く楽しみであるから、センスと音楽的素養は必要と思います。

ちなみに西洋人は、自分達の音楽であるから、ごく自然に評価できるのだと思います。サンスイ当時、イギリスから、評論家マーチン・コラムス氏を招いて、指導を受けたのを懐かしく思います。彼等は石作りの家の伝統から、響きを大事にするし、まず、基本は低音、それも低音の少し上の中低音がリッチであることを重視します。

私も、まず、アンプの中低域の充実さを重視します。それから全体のサウンドバランス、透明感、広がり、弾力性などを改善しつつ整えることをやっております。

エンジニアリングと感性の狭間がオーディオです。これは、ある意味ではオーディオ技術は工芸の域になっているとも言えましょう。裏返せば、科学が解明できないことが、いっぱい、沢山、膨大にあり、そこにヒューマンファクターがキーになるのだと思っています。



2007年4月22日(日曜日)

MASTERS BA−225FB/MOSのバランス電源

MASTERS BA−225FB/MOSのバランス電源

今回は、バランスアンプに最適な電源回路についてお話します。

普通のトランジスタアンプは、グランドに対して増幅作用を持つので、電源構成は図に示すように、センタータップ整流方式の±電源です。
そうすると、交流から直流に整流するとき、交流分(リップル)とか電源からのノイズ成分は電源のグランドに必ず流れ込みます。

グランドに流れる電流波形を下図に示します。
従来アンプの電源構成 従来アンプの電源構成

ところが、そのグランドがスピーカーをドライブするマイナス端子になるのです。したがって、必要なオーディオシグナルとノイズ成分とが、ここで、ごっちゃになります。ある有名なオーディオブランドでは、このような汚いノイズがスピーカーになるべく流れないように、グランドに終結するアースラインの順序、プリントパターンの書き方も決めています。それでも、オーディオシグナルもノイズも同居しているのですから、このような工夫もその効果には限度があります。
一時期、、このような弊害を少しでも減らそうと、グランドから抵抗で浮かして、電源トランスのセンタータップに流れる電流を抵抗で規制した回路もありました。かつて、1980年頃、登場した山水のグランド・フローテイング回路がそのような思想を具現化したものです。

BA―225FB/MOSに採用した電源は、電源トランスの中点にリップル分が流れ込む必要がありません。プラスからマイナスへと、整流コンデンサにほとんど流れ、グランスにノイズが流れ込むことがありません。
したがって、バランスアンプの増幅の基準となっているサミングポイントのグランドは、常時クリーンな状態になっています。

リップル成分が電源トランスのグランドライン:中点に流れていないことを下図に示します。
MASTERS BA−225FB/MOSのバランス電源構成 MASTERS BA−225FB/MOSのバランス電源構成

また、バランスアンプ出力は、グランドには無縁に、スピーカーをクリーンにドライブします。スピーカーの逆電力も片方のアンプが相互に処理して、音楽に大事な低音、中低域を失わせることがありません。
音楽は低音が基本です。そのベースに中域、高域が重なって、始めて心地よい、バランスのとれた音楽が再現されます。最初から、高域の繊細さを重要視するオーディオマニアさんが日本に多いことは承知しています。しかし、まずは、バランスの取れたサウンドを追究しましょう。そうすれば、最高のサウンドに到達し、最高の趣味となりましょう。



2007年4月8日(日曜日)

MASTERS BA−225FB/MOSのバランス増幅

バランス伝送方式の始まりは意外と古く、電話通信時代からおこなわれていたようです。
また、放送局の信号伝送はすべてバランス方式が一般的でした。
では、具体的にどうやったかといいますと、これは簡単で、センタータップ付きの通信用トランスでおこなえば、可能です。
昔(50年位前)から、タムラトランスは、この方面の用途で独壇場でした。モデル数は減りましたが、現在でも販売されている機種があります。
トランス方式による、バランス→ノーマル(アンバランス)、ノーマル(アンバランス)→バランス変換、は簡単です。但し、トランス自体が高価で、また、帯域がそれほど広くないので、最近はあまりはやらなくなりました。しかし、STUDERのA―730のCDプレーヤーではトランス方式によるバランス出力が付いていて、今でも、このサウンドは高い評価を受けています。
電子回路によるバランス→ノーマル(アンバランス)変換は、差動増幅回路を使えば、シンプルに、性能良く実現できますので、現在は電子バランス変換方式が一般化しています。

ところで、私は、せっかくのバランス信号をノーマルに戻して、普通のアンプで増幅するのは、かねてから、合理的でないと思っていました。
スピーカーは、極性のない動電変換機であるので、しかも、振動板が動くことによって、逆起電力(モーターの発電ブレーキに例えられる)を発生して、その成分がアンプに戻って、アンプの動作に影響を与えることは分かっていても、アンプに関わるエンジニアはアンプの負荷に抵抗を接続して、測定して、その優劣を論じるだけで、このような重要なファクターの検討は諦めているようです。そして、ヒアリングという官能の世界で頑張っているようです。
そういう私も、その部類ですが、少なくとも問題意識は持っています。
最近、逆起電力の弊害はデジタルアンプで分かってきました。デジタルアンプではアンプ出力はLCのローパスフィルターを通過するので、負荷を抵抗にしても、逆起電力がL(インダクタ)から戻ってきます。
通常のアナログアンプでも、ネットワークのLC、また、スピーカーユニット自体からの逆起電力が戻ってきます。
一方、デジタルアンプは高効率を狙うので、ここに採用されるデバイス、MOSFETは大変な低内部抵抗です。0.1Ω以下になっています(UHCMOSともいわれます)。
そうなると、逆起電力(回生電力)はMOSFETを通って、電源電圧を揺さぶります。
分かり易い例えとして、電車はブレーキをかけると、回生電力が生じて、変電所に電力を戻します。架線電圧は一時的に上昇します。これはこれで、エネルギーセーブになり、喜ぶべきことです。
しかし、アナログアンプでは、その程度は極少であるにせよ、電源電圧が上下にゆすぶられて、供給を受けているアンプの動作は非常に混乱をきたすことが推測されます。特に低域になればなるほど、その現象はひどくなります。
デジタルアンプに話を戻しますと、その現象はベース・ポンピングといわれ、有害です。
通常のアナログアンプに使用されるデバイスは、内部抵抗が大きいのでデバイス内で熱エネルギーとなってしまい、逆起電電力による揺さぶりはきちんと測定した報告がないようで、はっきりしません。けれども、測定技術が進歩されれば解明されるに違いありません。
このような問題解決には、デジタルアンプではどうしたでしょうか?
この有害現象は、ブリッジ方式にすれば解決できることが分かって、このような現象を考慮する設計者はそうしています。
ブリッジ方式とは、まさしくバランス増幅(ドライブ)方式で、互いに位相の異なった2台のアンプでスピーカーの両側(+,−)をドライブするのです。こうすると、逆起電力が生じても、反対側のアンプが吸収して、アンプ電源の混乱を生じさせないことになります。
同じように、アナログアンプでも、ここに、バランスドライブ方式アンプのメリットがあるのです。
鉄道で例えれば、客車の片側に機関車を付けて、坂を上り下りするのと、両側に機関車をつけて、そうするのとどっちが良いでしょうか?すぐ、ご理解いただけると思います。

バランスアンプを実際に聴いてみると、低域、中低域がリッチに聴こえると、多くの方が感想を述べられています。まさしく、通常のアンプではこの帯域が逆起電力によって影響を受けて、どこか貧しく聴こえるのだと推測できます。
音楽の基本は低域、中低域ですから、私はこのあたりがしっかり再生できないと、高域の質感がどうこうよりも、不満を覚えるタイプです。
しかし、現時点でも、オーディオは、組み合わせ、聴く音源、部屋等で、いろいろ変動要因があり、このような現象を理論的に立証することができないですし、リスナーの好みも千差万別です。従って、私がこのように考えるからといって、ほかの方にまで押し付けるつもりはありません。
けれども、このことは電源ケーブル、スピーカケーブル、ピンケーブルをいろいろ交換して、サウンド向上を図るより、はるかに大きな効果を得られるのだということはお分かりになられると思います。前者を小技とすれば、後者は大技です。前者が柔道の「効果!」なら、後者は「1本!」に当たります。

今回は、今回は新製品で採用している、「バランス増幅」についてご説明しました。
次回は、バランスアンプに最適な電源回路「バランス電源」について、お話ししたいと思います。



2007年4月7日(土曜日)

MASTERS BA−225FB/MOSのバランス伝送

新製品MASTERS BA−225FB/MOSについて、早速のお問い合わせをいただいております。
皆さんに興味を持っていただき、開発者としては嬉しい限りです。

オーディオアンプは、一般的に、グランドに対して増幅作用があるように作られています。これをグランドアンプとか、ハーフブリッジアンプと呼びます。
これは、スピーカをつなぐときに、一方をグランドに、片方をアンプの出力に接続します。そして、入力も同じようにグランドに対して入力されます。したがって、普通のアンプは、入力はグランドに囲まれ、心線に信号が流れるケーブルがつながれることになります。

ところが、プロオーディオのように長い距離を延ばす場合には、これでは、ノイズが混入して、オーディオ信号の品位が落ちてしまいます。そこで、オーディオシグナルを2本用意して、そこに、マイナスとマイナスの信号を用意して、周りをグランドで囲む方法が、バランス伝送と呼ばれるものです。この方法ですと、入力ラインにはノイズが入ろうとしてもキャンセルされて、外部からノイズが入らなくなります。
「MASTERS BA−225FB/MOS」の商品のページに、ブロックダイヤグラムを掲載しました。
ブロックダイアグラムを眺めていただくと、入力3がこれに相当します。
通常の「バランス対応アンプ」というものは、入力部でバランスを通常回路(アンバランス)に変換して、通常のアンプで増幅して、上記のように、スピーカーを動作させるものです。

今回は新製品で採用している、「バランス伝送」についてご説明しました。
次回は「バランス増幅」について、その次は「バランス電源」について解説する予定です。



2007年4月6日(金曜日)

MASTERSブランドのモデル名の由来

今回はMASTERSブランドのモデル名の由来についてご紹介致します。

MASTERSブランドのモデル名には次のような意味を持たせています。

「BA−205」の『BA』は、パワーアンプを表します。
『205』は、2chステレオで、片chが5Wのパワーを出力することを意味します。

それ以降の記号は、そのアンプの特徴を表します。
「BA−202」では、2Wのパワーアンプを表します。
「BA−202BW/5998」は、2Wのパワーアンプでバイファイラー巻きトランスと真空管5998を採用していることを意味します。

「BA−205BWS」では、5Wのパワーアンプでバイファイラー巻きトランス採用で、パラシングルのスペシャルバージョンのつもりのモデル名です。

同様に、Audio Spiceブランドの「BA−D205MK」は、5Wのパワーアンプですが、『D』はダイレクト回路、『MK』はAuduoSpiceサイドの希望でつけたものです。

「BA−215TM/STAX」は、2chパワーアンプで片chが15Wのパワーを出力し、『TM』はタムラトランスを採用し、『/STAX』はSTAXのイヤースピーカを鳴らせる回路が入っていることを意味します。

「CA−607T/T」の『CA』はコントロールアンプで、『607』は、私(店長)が山水電気においてAU−607シリーズはダイアモンド差動回路、Xバランス回路など、ユニークな技術の商品化に取り組んだ実績を記念するものです。『T/T』は「TUBE/TRANSISTOR」をシンボルし、真空管/トランジスタのダブルウエイ対応を意味します。

新製品のモデル名は「BA−225FB/MOS」です。これは、2chで片chが25Wのパワーを出力し、『FB』はフルバランスアンプ、「/MOS」は出力デバイスがMOSFETであることを意味します。

ネーミングに愛着を持っていただけるトリガになれば幸いです。



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