BA-225FB/MOSyユーザー様の声をご紹介致します。
千葉市のS.Hさん
『鳴らしてみました!音が出てみると、静寂な感じ、これまでのアンプよりリアルティが高い、余韻の響きがいいです。ライブ感がたかいのが魅力です。』S.Hさんはアルテック A7をお使いです。
静岡市のN・Tさん
『購入してから、1ヶ月経ちました、一変しました。このたびはびっくりです。何がどういうふうに変わったかはなかなか表現しにくいのですが、写真に例えれば、背後の風景が動画のように動くような感じがします。バックのサウンドの動きが、左右、前後にと良く表現されるのです。とてもうれしくても、表現しようがなくて、ともかく、製作者の方にお知らせしたくて書きました。』
上記のような感想をいただきました。お客様から、よく、“このアンプはどんなものですか?”と尋ねられますが、製作者の思い入れと自己陶酔もあるので、控えめに説明するようにしています。
いずれにしても、ユーザーの方に喜んでいただくと、製作の疲れも吹っ飛びます。これからも是非ご愛用下さい。
“MASTERS BA-225FB/MOS”の兄弟機、“MASTERS BA-225FB/MOSy”にご好評いただいております。
早速、最新モデルであるこのパワーアンプにご注文をいただき、一日でも早くお手元にお届けできるように、日々製作に励んでおります。
製作完成後、長期動作試験を兼ねて、必ず数時間はサウンドチェックとして実際に聴くことにしております。
“MASTERS BA-225FB/MOSy”は実にスムーズなサウンドで、耳障りなサウンドが出てこない感じです。そして、出るべきところが“グン!”と出てくるので、人間に例えれば、“力を秘めた静かなる男!”のようです。
これまで、いろいろなアンプの遍歴をしましたが、“嫌なサウンドがしない、スリリングなときはそうなる”というアンプをお探しの方には絶好のアンプと言えましょう。
回路的に“BA-225FB/MOS”と異なるところは、そのアンプの増幅形式はインバート方式になったことです。更に、バランス変換アンプに計測器用ハイ・スルーレート(100V/μS)AD845の採用も相違点ともいえますが、バランス入力で動作する場合では、バランス変換アンプを通らないので、相違点はNFBの掛け方により、インバートか、そうでないかの違いとなります。
冒頭から、パワフルなサウンドを望む方には、こちらも好評いただいております、“BA―225FB/MOS”をお勧めします。
大好評をいただいております“MASTERS BA―225FB/MOS”に兄弟機が誕生しました。その名は、それは“MASTERS BA-225FB/MOSy”です。
話は、1960年代に遡ります。JBLは斬新な、最新のテクノロジーをもって、スピーカジャンルに革命を起こしました。D130,LE8T,375、などの名機は、今なお高価格で取引されています。スピーカシステムにしても、“ハーツフィールド”,“パラゴン”,“4320”,”4343”などなど、名機の登場が相次ぎました。
皆さん、この頃のJBLスピーカユニットの極性は他のユニットと反対になっていたことをお気づきですか?
スピーカユニットの+端子からプラスの電流を流せば、スピーカの振動板は前に出ます。ところが、JBLのユニットは後ろに下がります。
なぜ、こうしたかは諸説あります。
ジェームス・バロウ・ランシングがアルテックとの差別化を図るために、逆極性にしたとか。
彼が亡くなって、JBLが何とか軌道に乗った頃、JBLはオーディオアンプを世に出しました。
それは“エナージャイザー”とネーミングされた新型トランジスタアンプでした。
最初は“パラゴン”をドライブするために、製作されましたが、評判が良いために、プリメインアンプとしても発売されました。それがSA-600、その後、パワーアップされたSA-660でした。このアンプも今なお、評判高く、取引されています。
スピーカ屋のJBLにあって、革新的なアンプはダーリントンステージに“Tサーキット”と呼ばれる、今でもトランジスタアンプに使われている新回路を搭載していました。これは抵抗1本でできてしまう回路です。
多くのアンプ技術者はこのことのみに注目して、大事なNFBアンプとしても基本動作のユニークさには注目しませんでした。
勿論、上記のJBLアンプは高価であったにも関わらず、大好評で沢山売れました。
この名機の基本回路は、当時のJBLにあって天才技術者と言われたバート・ロカンシーが真空管アンプで基本回路を確立して、それをベースにトランジスタアンプに置き換えたそうです。
バート・ロカンシーはJBLを退職後は新たに優れたユニット製作会社(たしかガウスブランド)を興しましたが、晩年はパイオニアに招かれて、パイオニアのスピーカエンジニアの教育に力を注ぎました。
パイオニアは彼の遺産というべきその成果をTADブランドを起こし、今なお高い評価を得ています。なお、レイ・オーディオ主宰者、木下正三氏はバート・ロカンシーの一番弟子と言われているそうです。
名機SA―600/660の回路図を眺めると何と、インバーテッド・アンプ方式なのです。JBLスピーカにこのアンプを使えば、位相は逆転して、他のスピーカと同じになります。JBLはそのために、このようなアンプを作ったのでしょうか?
わたしは結果的にそうなっただけで、性能が良いからそうしたのだと思っています。しかし、多くのアンプエンジニアは位相が反転することにわだかまりがあるらしく、ほとんど採用されていませんが、サンスイのXバランス回路は、当時はいいませんでしたが、あの回路は見事なインバーテッド・バランスアンプなのです。バランスアンプですから、位相も問題はなく、自由に設定できます。
実は、皆さんはインバーテッドアンプのサウンドを聴いているのです。
レコーディング時に、ある程度の数のマイクロフォンを使います。それを、調整卓(コンソール)でミクシングして、音源は作られます。そのミクシング回路はインバーテッド回路でないと成立しないのです。すなわち、インバーテッド回路はお互いに独立して、他のチャンネルの影響を受けない回路なのです。だから、何十本のマイク音をミクシング出来るのです。
インバーテッド回路は、NFBが安定してかかります。
電子回路を学んだ方なら、NFBをいかに安定にかけるかが、半導体アンプでは勝負になります。インバーテッドアンプでは、NFBのサミングポイントはアンプ外で抵抗の結合で演算されるので、実に安定にかかります。その証拠は計測器のアナログ回路はほとんどインバーテッドアンプ回路で構成されます。
また、トランジスタ回路の権威、黒田徹氏の著書によれば、インバーテッドアンプ回路では初段の定電流特性にひずみ特性が影響されにくいことを数式で証明されています。
だからといって、今回のアンプが優れたアンプとは申しません。
今回、発売したBA―225FB/MOSyはBA―225FB/MOSのアンプ回路をインバーテッドアンプ回路に変更しております。自己陶酔に陥っているかもしれませんので、イシノラボの狭い工房にいらして下されば、どんなものかということはお分かりいただけると思います(ご予約下さい)。サウンドは味覚のように、各人の好みがあるので、気に入っていただければありがたいです。また、昨年から好評のBA―225FB/MOSも聴けます。最後に、BA-225FB/MOSyのアンプ全体のブロックダイアグラムを載せます。

MASTERS BA-225FB/MOSy ブロックダイアグラム