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 店長が日々感じたことを、オーディオエッセイ風に綴ります。開発日誌、コラムなど、様々な内容を情報発信しています。
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アドバンストZバランス回路&“本当のサウンド(原音)とは何か?”

アドバンストZバランス回路にアップグレードのリクエストが4セットあり、本日、4セット目のアップグレードが完成して、発送致しました。
当初は自己陶酔ではないかと、また、1台だけ上手くいったのではないかと思ったりして、アップグレードを完了しては、ヒアリングで確認して参りました。
4セット、トータル8台でのパフォーマンスがどれも期待したどおりの良好、いや、素晴らしいサウンドになったと思っております。
特に、スピーカーボイスコイルを両側から完全にグランド(アース)に束縛されることなくパワフルにドライブするサウンドは、やはり、従来のハーフブリッジサウンドとは異なり、別次元のように感じております。
従って、フルバランス増幅モノラルパワーアンプ“MASTERS BA-999ZB/M”(モノラル)は、近々、アドバンストZバランス回路搭載した新製品にリニューアルする予定です。
また、フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA−225FB/MOS”,インバーテッド・フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA−225FB/MOSy”(販売終了モデル)機種のZバランス回路へのアップグレードも受け付けます。

ところで、話題が少しずれますが、ここ2年、クラシックコンサートに良く出掛けております。サントリーホール、ミューザ川崎、池袋芸術劇場、墨田トリホニーホール、初台オペラシティ、文京シビックホール、所沢大ホールなどでクラシックコンサートに行っています。
そもそも、人間の知覚は90%以上、視覚情報と言われています。だから、コンサートはさすが!良い音、感激!と言っても、それらは指揮者やオーケストラのみなさんの動き等の視覚情報に相当影響されているはずです。
私は、オーディオ的観点から、コンサート会場で、視覚情報が入らぬように目を閉じて聴く時間を設けています。
ところが、私の耳の形状は平らで指向特性がブロードです。どうしても、周りの方の息使いが聴こえてしまいます。
そこで、なるべくDレンジ(大きなサウンドが聴こえる)の大きくなる、前のほうの席で聴くことにしています。
そのような状態で聴くと、自分の工房と目を閉じて聴くコンサートサウンドとは一概にコンサートサウンドのほうが良いとは限らないことが少なくないことに、近年、気が付きました。また、コンサートサウンドとオーディオサウンドとは“けっこう違うな!”とも感じます。
特に、間接音、残響音はずいぶん違います。
意外とコンサートサウンドは間接音が少ないとか、貧しく聴こえることがあります。これは、2000人くらいの人員が大きな吸音材になってしまうからとも考えています。従って、短絡的に言えば、ライブ音源はセッション音源に負けているのかも知れません。
と言うのは、3年前、文京シビックホールで、出演している友達から、“オペラ”アイーダ“のゲネプロを聴きに来ないか?”と言われ、出かけました。
入場してみると、立ち会っている方々は30名ほどでした。
あまりうまくないオケでしたが、音が出てびっくり、清らかなストリングス、咆哮するブラスセクション、特に、アイーダトランペットはホール全体に響きいってびっくりでした。これがセッション録音の良さかなと感じつつ、その日は、充分サウンドに浸って帰りました。なぜなら、セッション録音のときの録音施設(ホールを含む)は御客を入れません。

さて、本番に行きました。
確かに、出演者、オケ、指揮者の皆さん、力演でした。けれども、昨日味わった、浸み渡るような素晴らしい響きは消えていました。

永遠のオーディオの課題、“本当のサウンド(原音)とは何か?”という課題を突き付けられた気がします。

1950年代後半~1980年代にレコーディング場所として、最高とされたウイーンの“ゾフィエン・ザール”は、さぞかし、凄いサウンドで録れていたのではと思ってしまいます。
ワグナー“リング”録音セッションを記録したBBC製作の画像を見ると、DECCAスタッフがこのような最高の録音ができるのは、ここしかないと言っていました。そして、セッション録音ですと、マイクセットは理想的なところにセットできます。ちなみに“リング”録音では12本のマイクを使っていました。従って、指向性が強いゆえに、コンサートでは聴こえないワイドレンジサウンドが楽しめます。
かつて、オーディオの理想を追って、シェシールド・ラボはワンポイントマイクで、ダイレクトカットでクラシック録音レコードを作りましたが、そのサウンドは遠い感じのサウンドでした。一方、マルチマイクを使って録った、“I‘be Got TheMUSIC”のスタジオ録音は絶賛を博しました。

私は“リング”の全曲のレコードを買って、聴いて、コンサートサウンドとは異なる良さも感じています。コンサートサウンドとレコーディングサウンドは基本的に違うと言う感を強くしています。
コンサート会場で聴くサウンドも良いと思うし、オーディオサウンドにはコンサートサウンドにない細部のサウンドやフレッシュサウンドがあります。
昨今、クラシック音源が売れないので、ライブ音源のCD化、ハイレゾ化が多くなりました。これは、上記の理由で、良く聴こえないです。
そう言いつつ、11月には、コンサートには出掛けようと思っています。


バランスドライブアンプとパッシブプリアンプとの合体

バランスドライブアンプ“MASTERS BA-225FB/MOS”、トランス式パッシブプリアンプ“MASTERS CA-777S”、“MASTERS CA-999FBS”は、ご好評をいただいております。
さらに、バッテリードライブでアンプを駆動しているお方も確実にふえておりますし、現在、カスタムアンプとして製作中のアンプもあります。
今回、盟友デザイナーの大友さんから、“私にも、これが一番良いと思うアンプを作ってくれ”との要請を数か月前から受けていました。日々の製作に没頭することが多く、なかなか試作に取り掛かれませんでした。大友さんは、先にアンプ図面を書いてきて、さらに少し経ったら、シャーシ・ケースを作って送りつけてきました。
そうなったら私も意欲が湧いてきました。
そこで、以下のような内容のアンプにしようと思いました。

  1. アンプはバランス増幅アンプ形式にする。
  2. 電源は、ピュアで、電源インピーダンスが低く、ドライブ力のあるバッテリーを採用する。
  3. 音量調整はパッシブプリアンプに採用しているトランス式アッテネータ(トランスATT)を搭載する。

このような、ある意味、究極のアンプの内容を盛り込んで作ろうということにしました。大友さんも、この内容に賛同してくれました。

さて、実際、トランスATTは電源トランスからの誘導を受けやすいので、この問題は発生しないようにと、バッテリードライブ形式とすることは必要条件かもしれません。(商用電源方式にするなら、電源部は別シャーシに用意すれば問題解決します。)

また、トランスATTをバランス用に4個搭載するのは、コスト・スペースの点で無理があり、やむなくバランス入力は諦めて、アンバランス入力(大友さんのCDプレーヤーはバランス出力がないという)専用として、このアンバランス信号をバランス変換してバランス増幅アンプに入力させる方式にしました。
最大出力は、バッテリードライブですから、最大パワーは8Ωスピーカで18W+18Wというところです。
時間を見つけては、少しずつ組立、やっと5月になって音が出る段階になりました。
写真は、配線した直後なので整理されていませんが、あえて掲載します。

結果は以下のようになりました。

  • まず、ノイズの発生は、周囲に電源トランスを置かないバッテリードライブとしたので元々ローノイズですが、さらにローノイズに仕上がりました。
  • 周波数特性、ひずみ、ダンピング・ファクターなど、電気的特性も問題なく優秀でした。
  • さて、一番気になるサウンドパフォーマンスです。これは、一聴して好みを超えて素敵なサウンドであることは理解できました。静寂のなかで純粋にサウンドだけが耳に届く感じです。低域の重心、がっちり感も充分です。ボーカルのパワフルさ、透明感もエクセレント、コーラスの場合の混変調感も、リアルそのものと聴き取れました。また、パルシブなサウンドも立ち上がり感、爆発感、切れ味が素晴らしく、言うことはありません。

自己陶酔かも知れないと、落ち着いて2週間ほど聴いてから、大友デザイナーに発送致しました。

大友デザイナーからは、“いい音!大変満足!”とのありがたいコメントをいただきました。事実、大友デザイナーにTELすると、最近はいつも音楽が聴こえます。
“カー・バッテリー(28Ah)を使っているけど、まるで電圧低下がないような電圧測定結果!”ということですから、このペースでは2~3カ月に一度くらいの充電で充分でしょう。充電は、わたしの説明・注意に従って、安価(¥2,980)な充電器で充電しています。
そんなわけで、この方式のアンプを、できれば製品化したいと思っております。
とりあえず、皆様にお知らせいたします。

バランスドライブアンプとパッシブプリアンプとの合体


カスタムアンプ“MASTERS CA-999FB/super A custom”のユーザー様からのレポート

カスタムアンプである、フルバランス・パッシブプリアンプ“MASTERS CA-999FB/super A custom”を購入されたユーザーA様から、レポートをお寄せいただきました。長文を、懸命に書いていただきました。非常にありがたいことです。

A様は福島県在住で、今回の大地震では、家財にダメージを受けられました。

A様の了解を得て、レポートを掲載させていただくことにしました。以下、文面です。

大震災後2ヶ月ほど経過して、ようやく部屋も片付きつつ、壊れた一部のオーディオ装置も片付き、オーディオセッティングも8割くらい復帰してきました。
そこで、CA-999FB/super A custom を改めて聴いてみました。アンプの組み合わせは、プリアンプCA-999FB/super A custom、パワーアンプBA-225FB/MOSで、バランス接続での組み合わせとなります。

1.操作系使用感と外観について

スイッチ類やボリュームはスムーズで、つまみ類は使いやすい大きさです。
つまみは、ベーク材の削り出しのようで(※1)、手触りもなめらかですが、滑りにくく、金属製ではないので、寒くなっても冷たく感じないのはありがたいです。

※1 店長注: 実はウッドの削りだしです。これに対して、以下の追加の感想をいただきました。
つまみは木製でしたか!とても良い感触で、操作がとてもしやすく、使って楽しいです。見た面のデザインだけではなく、さわって触れても飽きの来ないデザイン性なのですね。ここまでこだわったデザインとは!驚きました!
普通は、オーディオのつまみを木製にするというのは、思いつきませんでした。とても良い物ですね。目から鱗が落ちました。

全体のデザインは、奇抜なところはまったく無く、シンプルで、優しい趣きで、落ち着きがあって飽きない感じがします。気に入っています。このようなデザインが好きなのは、以前やっていた茶道の影響なのかな。。。
日本やヨーロッパの家具のように、長く使っていけることを意識したデザインと感じます。

私にとって、他社のアンプの多くは、第一印象優先のような、ぱっと見た目は、斬新というかケバイというか・・・・。これじゃ長く使っているうちに飽きちゃうよ~っていうものばかりでした。私にとって、自己主張の強すぎるデザインはどうも苦手です。(^_^;)

2.音質について

パッシブプリアンプは、他のユーザー様と同様意見となってしまいますが、音の切れ、厚み、輪郭、音像、直接音と間接音の分離、直接音ばかりではなく間接音や暗騒音も正確に再生すること、繊細さと静寂、音の鮮度感・・・・あらゆる点で素晴らしいです。

抑揚が大きいというか、演奏のダイナミックレンジが大きいというか、こんなに躍動感があって生き生きとして演奏していたんだ!いままで聴いていた演奏ってなんだったろう?同じソースなのに、このパッシブプリアンプを使っただけで、まるで別物のような演奏で 非常に音質的にも音楽的にも豊かな音で、なによりも音の鮮度が良い!と驚いています!

また、ホールエコーが極端に長く、さらに録音ノイズの多い
「UNE NUIT DE NOEL A NOTRE-DAME DE PARIS」のCDやADも、直接音と間接音と録音ノイズの分離も容易に区別がつきます。高解像度のプリアンプでもあります。パッシブ特有の内部損失の少なさがなせる性能なのでしょうか。

プリアンプ無しでパワーアンプの抵抗ボリュームを使ったときでは、中~高音で、音が荒くなるような濁るようなノイズが乗っかっているようザラついた感じがありました。特に、音量を絞り込むとより強く出ます。
一方、パッシブプリアンプでは、濁りや荒さが大幅に改善されて、音の切れはあるが耳当たりは良い。音の厚みあるが透明感や繊細さも良く表現される。直接音はシャープでフォーカスが鋭いし、間接音は豊かであるがボヤケていない感じがします。暗騒音もしっかりとリアルに再生してくれます。

直接音のリアルさ、演奏後の残響のきれいさ、残響の減衰のきれいさ自然さスムーズさ、そしてその後に訪れる心地よい静寂さは、何よりも美しい!音の一期一会と言ったらよいのか、私がオーディオ的音質で特にこだわりたい、この点について、表現力はすばらしいです!

パッシブプリアンプは、音量を絞り込んでも、透明感や繊細さや定位や音場感が崩れにくいですね。音場も広いし、奥行きも良く出ます。音の立ち上がりは鋭いですがドギツイところは皆無で、自然で耳当たり良く疲れない音だと思います。

抵抗ボリュームでは、音を絞るとステレオ感が急に無くなってきて、高音・低音も極端にやせ細ってダンゴ状の音のようになります。全てラウドネス効果と思っていましたが、そうではなかったのですね。パッシブは抵抗ボリュームほど極端になりにくいところが良いです。
パッシブプリアンプは、中小音量でも楽しめるアンプだと思います。

一方で、パッシブがあまりにも素晴らしいので、抵抗ボリュームを使ったトーン使用時では、音の劣化というか鮮度というかが劣ってしまうかなっと思っていました。(先入観ですね)
たしかに厳密には、音の鮮度はパッシブに譲るとしても、トーン使用時でも音の新鮮さは充分に満足できる水準です。バランスタイプのトーンコントロール、将来バッテリー駆動も可能なようにと外部電源化して頂いたのも大きく貢献しているのでしょうか。
この音質でしたらトーンコントロールは気兼ねしないで、どんどん使って、パッシブもトーンの両方とも積極的に使い分けて音楽を楽しむことが出来ます!

トーンコントロールは最大で±10dBとのことで、利得幅を欲張っていないためかボリューム調整がとてもしやすいです。聴くソースによっては、特に録音状態の悪いようなソースでも、左右独立トーンコントロールのおかげで、微妙な調整も容易です。
大手メーカー製の高級アンプでも、あまりお目にかかれない左右独立トーンコントロールですが、特注してよかった!と感じています。音量の左右独立といっても、思ったよりも操作上で面倒なこともありません。

音量については、これも左右独立調節可能で、なおかつ、左右のゲイン可変スイッチを1dBづつ調整可能としたのが威力を発揮しています。
この最強の組み合わせでの音量調整は、繊細に、かつ、かちっとして、あいまいなところは一切無い、正確な音量と左右のバランスが得られて、大いに満足しているところです!

震災後、2ヶ月たっても毎日余震が続くため、アナログディスクをじっくり聴くことが出来ない状況ですが、フォノ用にとサブソニックフィルターを付けて頂きました。
所有するレコードの中には、反ったレコードも多くあるので、サブソニックフィルターがあると安心です!オーディオを始めたときからあるアナログレコードは、今でも重要なソースになっています。反ったレコードの再生では、大きく揺れるスピーカーコーンは、見た目でもヒヤヒヤもので、気が気でなく心臓に悪い・・・・。私にとっては、やはり、精神衛生上でも?サブソニックフィルターは必需品だと感じています。

3.今回使用したCDについて音質の確認のために使用したCDです。

使用したのは、主にCDで、外盤が多くなった構成となりました。
CDもラックが壊れて、散らかり放題になってしまい、お目当てのCDが探しきれない状態でしたが、とりあえず見つかった範囲で聴いてみました。

ジャンルは、古楽、クラシック、邦楽(伝統芸能・民謡)、民俗音楽、ソフトロック?、自然音(環境音?)などと、無節操です。
録音も、SPやLPの復刻、モノラルからデジタル録音と、玉石混淆状態です。聴く音楽(音質や演奏や演奏の質)によっては、オーディオ愛好者になったり、音楽愛好者になったり、両者が混在してみたりと、鑑賞スタイルも変化しています。

アコースティックの演奏が主ですが、このカスタムアンプではジャンルや演奏規模、録音状態を問わず、実に躍動感のある演奏してくれます。そして美しい間接音やリアルな暗騒音と、演奏の後に訪れる静寂の表現も、ジャンルを問わずに表現してくれます。オーディオ愛好者としても音楽愛好者としても、このカスタムアンプは充分満足するアンプであります。
少なくとも、アコースティック系ジャンルについては、音楽のカテゴリーを問わないオールマイティーなアンプであると思います。

アルバム名 レーベル 型名
Johann Sebastian Bach Partitas TACET TACET10
LA BARACHA D'AMORE ALIAVOX AV9811LA
SPAGNA BIS BIS-SACD-1963
UNE NUIT DE NOEL A NOTRE-DAME DE PARIS FY FYCD006
Tra il Tramonte e l'alba  E lucevan le stelle records E lucevan le stelle CD EL 072322
PASTIME WITH GOOD COMPANY Alpha Alpha 901
BIBER  MUSIC FOR VIOLIN BIS BIS-CD-310608
WALDKONZERT WERGO SM 9001-50
Portugal : Fernando Machado Soares : le fado de Coimbra OCORA C 559041
アルヴォ・ペルト《アリーナ》 ポリドール POCC-1062
Stabat Mater; Salve Regina in C minor; Four Cantatas for Soprano Erato 3984-28172-2
L'art Du Psalterion: Maurice Guis Arion ARN-60680
アルヴォ・ペルト / タブラ・ラサ ECM J28J-20253
Japon - Sankyoku - Ensemble Yonin no Kai Ocora C560070
ベートーヴェン交響曲第6番『田園』 ワルター&コロンビアsym(平林直哉復刻) GrandSlam GS2035
KUNTUR MALLKU / LUZMILA CARPIO PRO AUDIO PA-C0002
Misa Criolla: Music Of Andes EPM 995392
BEETHOVEN Symphony No. 9  Wilhelm Furtwangler Orfeo C754081B
lo mejor de Atahualpa Yupanqui RCA / BMG CD 71797
哀の調べ~風の盆の里より ビクターエンタテインメント VICC60345
トリニティ・セッション カウボーイ・ジャンキーズ BMGビクター R32P-1188
JAPON kinshi tsuruta / katsuya yokoyama OCORA 558518
BEETHOVEN: Symphony No. 5 Bohm (conductor) BPO GRAMMOPHON 474984-2

当初は、カスタムアンプは費用的なことを考え、注文は迷いに迷っていました。
でも、今までのオーディオ経験を考えると、既存メーカーの既製品アンプに満足できず買い換えたり、デジタルアンプにも手を出して満足できずのありさま・・・・。
結局、費用がかさんでしまい、しかも音質的にも満足できない結果でした。
結局、お金をドブに捨てちゃっていたオーディオ人生です・・・・・涙。

もう、後悔したくないし、他人のためでない、我が家のための趣味のオーディオですし、せっかく大切なお金を使うのなら、長く使えるように、自分の好みを徹底して反映させた特注カスタムアンプを決断しました。思い切って清水の舞台から飛び降りました・・・・。

いよいよ完成間近となり、発送日の打ち合わせの最中に、東日本大震災が発生してしまいました。納品日の延期や代金支払いが遅くなり、御迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ありません。
大きな出来事を経て生まれた、このカスタムアンプは、結果として注文して大正解となりました!

原発が収束していない現状では、不安なことが増えていくばかりです。県内では不本意ながら故郷から避難せざるをえない方々が大勢います。私の住んでいるところでも、これから先どうなるかわかりません。こんな中では趣味のオーディオどころではないのかもしれませんが、心落ち着かせて冷静になって生活するしかありません。
このカスタムアンプで好きな音楽(環境音含む)を聴いて、落ち着くことができます。注文して心から良かったと思うアンプです。いまではすっかり大切な愛機となっています!

最後となりましたが、2011年4月10日の店長のブログで私のカスタムアンプを紹介して頂きましが、実は、カスタムアンプのことよりも、冒頭の原発事故以降の放射線についての記載の方に感動しました。
放射線による風評被害による差別や偏見が高まりつつあるなかで、早くから冷静で科学的、客観的な記載内容を感謝致します。

長文となってしまいましたが、ありがとうございました!
今回もまた、良いアンプをありがとうございました。まずは御礼と御報告まで。

MASTERS CA-999FB/super A custom

MASTERS CA-999FB/super A custom


オーディオ趣味と節電について(2)

まだまだ、災害復興は長期戦です。

お客様の善意により、先週、第2回のJNN募金が出来ました。ありがとうございます。

まず、オーディオ趣味と節電についてお話します。

お客様から、“もうTVでの災害画像はしばらく見られない”という悲痛な心情を聞くようになりました。募金できる余裕があれば募金はすべきだし、そして、日常どおり消費することが景気と雇用を維持することにつながります。
連休は旅行に出かけるのも良いし、一方、気に入った音楽を気に入ったサウンドで楽しむのもよろしいかと思います。
また、中部電力の浜岡原発の停止により、節電は全国に広がる気配です。良いサウンドで音楽を聴くのに、電力を浪費しているというような引け目をもし感じられるならば、手前味噌で申し訳ありませんが、プリメインアンプ“MASTERS AU-880L”の消費電力を測定したら、アイドリング時わずか3W、普通の音量で、8Ωスピーカでは4W、4Ωスピーカでは5Wの消費電力で済みました。
それでいて、サウンドはなかなかの切れ味と清純さを表現します。
さらに、人気のフルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA-225FB/MOSでは、アイドリング時の消費電力は11Wで、普通の音量で、8Ωスピーカでは13W、4Ωスピーカでは15Wの消費電力で済みました。

次に、ここのところ注目されているバッテリードライブアンプについてお話します。

4月10日のブログで製作中とお話した、完全バランスのバッテリードライブのカスタムモノアンプが完成しました。
専用のバッテリーBOXも完成致しました。このバッテリーBOXは、12V/9Ahの密閉バッテリーを2個内蔵し、バッテリーの電源電圧やアンプに流れる電流をモニターできるようになっています。
さらに、充電時の充電電圧や充電電流もモニターでき、安全に充電できるようになっています。従って、充電器は車用の¥4,000程度の小型充電器で十分充電が可能となりました。けれども、充電をこまめにやるのが面倒な方には、¥5万と高価になりますが、自動充電器をご紹介できます。下がったら充電を開始し、上がったら充電を停止する、すべてマイコンコントロールの優れものです。

最後に、これも注目されているバランス増幅のヘッドフォンアンプについてお話します。

パーソナルなオーディオを楽しむ方は住宅事情からも確実に増えています。STAXのイヤースピーカの優れたサウンドにはバランス増幅によることもあると思います。
普通のヘッドフォンはL/Rのマイナス側が共通になってしまって、バランス増幅ができません。バランス増幅しようとすれば、ヘッドフォンの引き出しリード線を切断して、マイナス端子をL/R独立させることが必要ですが、それほど大変なことではありません。
プロオーディオ業界では、ゼンハイザーなど、バランス増幅用のヘッドフォンが用意されているということも聞いたことがあります。

写真の内容は製作中のカスタム品のバランス増幅対応ヘッドフォンアンプで、型名は“MASTERS BA-999HD/FBcustom”としています。
それとバランス接続するヘッドフォンですが、写真のものは“DENON AH-D1100”です。

近いうちに、そのパーフォマンスをご報告できるでしょう。

MASTERS BA-999HD/FBcustom


オーディオを節電しつつ楽しむには

東日本大震災の影響で、東京/東北電力地区在住の方々には、一層の節電が望まれます。

オーディオ好きの皆様は、ヘッドフォンヒアリングで済ますのもひとつの解決法です。けれども、少しはスピーカからのサウンドも聴きたいことと思います。
そこで、“オーディオ機器は実際どの程度の電力がかかるのか?”について述べてみたいと思います。

アンプのリア面を見ると、PSE表示で消費電力が記載されていますが、これはPSE試験法での電力消費量で、実際の使用にはそれほどマッチングしていません。
具体的なPSE試験条件は(1)電源電圧は+10%とします。(2)入力信号は1kHzを8波、出力がクリップする出力を加えますが、8波のあと24波の休止期間があります。(3)負荷はそのアンプの許される最低インピーダンスとします。
このPSE規定は、安全面を重視してこのような最大出力で音楽を聴くことを想定していますので、ユーザーのみなさんの実使用時のアンプ消費電力とは違います。そこで、実際の使用条件での消費電力について、述べます。

  1. 真空管アンプの場合: 真空管アンプのヒーター電力は、入力信号に関係なく消費されます。EL34のプッシュプルアンプなら、ヒーター電力だけで60W程度消費されます。それにプレート電流消費が加わるので、120W~160Wくらいは常時消費します。2A3シングルのアンプではどうでしょう?ヒーター電力は30W程度、プレート電流消費は50W程度、80Wくらいは消費します。真空管OTLアンプでは、効率が悪いので、200W以上消費する場合が多いです。これらの数値は、こちらには電力計があるので確認済みです。
  2. 半導体アンプの場合:
    1. 消費電力は、動作条件で大きく変化します。常時、最大出力と同じコレクタ(ドレイン)電流を流すAクラスアンプの消費電力は、非常に大きくなります。この熱は音を出しても出さなくとも同じような消費電力になり、音を出さないときの(節電の観点から)無駄な電流は全て熱となります。冬季のストーブの代わりならば、それはそれで役にたっていると思います。50Wクラスのステレオアンプで200Wは超えると思われます。
    2. 出力が大きいアンプはアンプの電源電圧が高いので、同じアイドリング電流でも電力は電圧×電流になりますから、AB級アンプでも、音を出さないときでも消費電力はそれなりに消費します。大体100Wクラスのアンプで、30~50Wくらいとなります。従って、出力の小さいアンプは電源電圧が低いので、音を出さないときの消費電力は小さくなります。ちなみに“MASTERS BA-225FB/MOS”で10W程度です。“MASTERS AU-700BD”,“MASTERS AU-880L”では5~6W程度です。
    3. それでは、音を出して聴いているときはどうでしょうか?皆さんの聴いている出力は効率88dB程度のスピーカで、平均、せいぜい0.5W程度です。それでもパワーの大きいアンプは、小出力のときの効率は10%以下に落ちるので、意外と消費電力は大きくなり、音を出さないときの電力に10W程度は加算されるケースが多いです。ところが出力の小さいアンプでは、パワーの大きいアンプに比べ、効率が20~30%程度でそれほど低下しないので、2~3W程度加算されるくらいです。
  3. Dクラス(デジタル)アンプの場合: Dクラスアンプは、音を出さない時は原理的には電力は消費しないことになっていますが、それではスイッチング時に過大電流が流れ、アンプが壊れてしまうので、デッドタイムコントロールと称して、いわゆるアイドリング電流を流す必要があります。また、効率も最大出力時に最高(80%くらい)になりますが、小さい音のときには効率は20%くらいに下がりますので、思ったほど消費電力は下がりません。但し、小出力(10W程度)のDクラスアンプなら、2~3Wの消費電力になります。
  4. プリアンプの場合: 半導体大型プリアンプでは50~60W程度消費しています。当然パッシブプリアンプでは、消費電力はゼロになります。

真空管アンプは、節電の観点からは不利な形勢です。また、Aクラスアンプも同様です。そうなると、5W~10WくらいのアンプでALTEC,JBL,TANNOYのような、ある程度の大型スピーカならば、バンバン、ガンガン鳴らしても、10W以下の消費電力で済むでしょう。
上記のような考慮は、これまでほとんど必要がなかったことですが、このような非常事態時には、オーディオ趣味も生活あってのものです。参考になれば幸いです。
ちなみにデスクトップパソコンは意外と消費電力は大きく100W近く消費します。使わないときは、電源を切りましょう。


MASTERS BA―225FB/MOSにいただいたご感想

新型フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”は昨年発売以来、ご好評をいただいております。
このアンプは25Wのパワー、¥127,500(税込)のリーズナブルな価格、コンパクトなサイズでスペースを取りません。

昨年、購入された東京都在住のMさんから、シンプルなメールが久しぶりに届きました。
そのまま、ご紹介致します。

“フルバランスの「225/MOS」は、本当にいい音で鳴って、気に入っています。
元の信号がよいほど、実力が分かります。「い-いAMPです!」“

BA―225FB/MOS


MASTERS BA-225FB/MOSにおけるバッテリードライブによる応用 第2弾報告

2008年9月20日のブログで、小型バッテリーでとりあえず、動作させてみてその音質品位の向上にびっくりしたことを報告しました。
私は、どちらかというと、自己陶酔タイプなので、感激したあまりヒアリングの判定に大げさなことや間違いあるといけないと思い、しばらく冷却期間を置き、3日後、今度はもう少し大型のシーリングバッテリー(2.6A/h)を購入しました。
さらに、充電アダプターを試作して充電体勢を整えて、再度BA-225FB/MOSのバッテリーによる動作を試みました。
なお、電源回路のケミコンや高域インピーダンス補正のフィルムコンはそのままにしてあります。

さて、BA-225FB/MOSのサウンドの良さはユーザーの皆さんや評論家の方から、ピュアで色づけなく、かつパワフルなことで高く評価されています。そのうえで、このようにバッテリードライブすると、さりげなくリアル感が増し、明らかに鮮度の良いサウンドで向上していることを認識出来ました。さらにヒアリングしてみるとブログラムソースのおける隠し味的な楽器音やボーカルの息づかいがこれまで以上に聴こえてくるのです。

改善された理由は何でしょうか?
はっきりした答えはだせませんが、推論として、近年、商用電源(100V)の波形のひどさ(サイン波がつぶれている)や、電源を通じて高周波ノイズの混入でその為にアンプの音質が悪化することは常識化しています。
その改善の為に絶縁トランスや高周波フィルターをつけてみたり、簡単なところでは電源ケーブルや電源タップ、壁コンセントまで皆さん苦労してオーディオを楽しんでいます。

そのような楽しみ、苦労を否定するつもりは全くありませんが、バッテリードライブではそのような悪影響はまったくなくなります。電源電流はまったく汚染されない、完全な直流です。だから、清純でリアル感にあわせたサウンドを体験できると推論してます。但し、バッテリードライブが可能なパワーアンプはスモールパワーのアンプしか可能ではありませんが、幸いなことにBA-225FB/MOSは±12V電源で動作します。
さらにブリッジ・バランスアンプですから、16Wのパワーが得られます。16Wというと、真空管アンプであればEL34の3結に相当します。充分な音量を得ることができるといえましょう。(但し、アイドリング電流が多量なAクラスアンプへの応用はバッテリーの蓄電量からして無理なことです。)

写真は試作した充電アダプター(この中にバッテリー内臓)と市販DCアダプター、BA-225FB/MOSの改造試作機を示します。近い将来、製品化する予定ですが、次のバリエーションを考えています。

  1. アンプ、充電アダプター、DCアダプターの3点セット
    (取扱説明書に従って注意して充電して下さい。)
  2. アンプ及びDC電源接続ケーブル 
    (充電時、操作時はユーザーの自己責任でお願いします。)

以上について、興味のある方はお問い合わせ下さい。

【補筆】

この充電アダプターの充電方法について説明致します。

  1. バッテリーの充電電流はバッテリー定格の1/10以下でおこなうと、バッテリーを痛めずロングライフを保つことが出来ますので、この充電アダプターは180mA以下に設定しています。(急速充電はバッテリーの内部抵抗分までは充電できないので、90%
    くらいしか、充電出来ませんし、バッテリー電極を傷めやすいです。)ゆっくり、徐々に充電することが出来ます。
  2. この充電アダプターの仕組みはまず、ごく普通のDCアダプターからDC電圧・電流は安定化電源によってDC10V-15Vに可変設定出来ます。
  3. 例えばバッテリー電圧が11.5Vに下がったとします。そこで安定化電源のDC出力をバッテリースイッチONにして加えます。このとき、電流計が150-180mAくらいにボリウムを回して設定する事で充電がスタートします。充電電流は充電が進むに連れて充電電流が減少してきます。30mAくらいに減少したら安定化電源スイッチをOFFすると被充電バッテリーの電圧が電圧計に表示されます。バッテリー電圧が12.0くらい回復してもまだ100%充電とはならないので、12.5Vくらいに上昇するまでこの操作を繰り返します。マイナス電源側のバッテリーも極性スイッチを反対にすることによって充電できます。1日2時間くらい聴くとバッテリーは1週間くらいもつので週1回くらい充電いただくとよろしいかと思います。

【最後に】

バッテリードライブをおこなうと、高価な電源ケーブル等のアクセリーとはおさらば!です。その資金はソフト購入やコンサートに行って音楽、オーディオサウンドへの見識を高めて、オーディオグルメになりましょう!

次回は、製品化情報をお伝えします。

MASTERS BA-225FB/MOS バッテリードライブ
 BA-225FB/MOS試作アンプ(左)

MASTERS BA-225FB/MOS バッテリードライブ 充電アダプタとDCアダプタ
 充電アダプタとDCアダプタ


バッテリー動作でのMASTERS BA-225FB/MOS

MASTERS BA-225FB/MOSシリーズは大変ご好評をいただいております。ありがとうございます。
8月頃、当サイトをご覧になった方からカーオーディオ用に使えないか?とのお問い合わせがありました。
クルマは12Vバッテリー電源なので、上記のアンプのように±2電源で動くアンプには使えません。どうしてもといわれる方は、DC/DCコンバーターを入手されて使う方法があります。また、クルマはエンジンの点火ノイズ等が入力から入り込んでくるので、入力にはグランドを断ち切るインシュレーション回路を挿入する必要があります。
そこで、製作者としては、上記アンプを12Vバッテリー2個使って±12Vで動作させたらどんなことになるかと興味を持ちました。
まずパワーを予測すると、アンプの電源電圧の2乗にアンプ出力は比例するので、±12Vに下がった場合、パワーは25Wから16Wに低下しますが、家庭で聴くレベルとしては少なくともスピーカーの効率が82dB以上あれば充分使えるパワーです。
ALTECやJBLのような高効率スピーカーでしたら、ガンガン鳴らすことができます。さらにホーンドライバーユニットのように110dBくらいの高効率ではパワーは大きすぎる程です。まずは実験が必要と、バッテリーを入手して、電源回路を変更してみました。
パワーを測定してみると確かに16Wくらい出ます。当然、残留ノイズは極限まで下がっています。
ひずみ率もリップル分がゼロなので、さらに良好になりました。パワーは16Wでますがバッテリーの電圧レギュレーションが優れているのでパワーゼロからフルパワーまで電源電圧の変動はほとんどありません。期待に高まるワクワク感をおさえて、バッテリーとアンプを接続しました。動作は正常です。電源ON時のショックノイズもありませんでした。
CDプレーヤーはSONY製バランス出力付のものを、キャノンケーブルで、BA-225FB/MOSのバッテリードライブ機に接続。スピーカーはTANNOY ARDEN(アルニコバージョン)に接続。音源ははじめにジャズボーカルを。はじめの一音が出たとたん、そのフレッシュさに注目です。
ピアノをはじめとするバックにサポートされたフィメールボーカルはこれまで100回以上聴いたものなのに、サウンドが新鮮なのです。
いわゆるレコーディングされ、何の加工もされていないマスターソースサウンドのように聴こえてくるのです。これまでCDというと、何となく感じていた、うすいベール感がありません。
そして、そのサウンドは瑞々しいのです。すっかり気に入ったところ、自己陶酔に陥ってないかを確認する為に、少し落ち着き、10分ほど経過後、今度はクラシック音源としました。ゲルギエフ/マリンスキーオケの“春の祭典”を選びました。
この演奏は昨年の11月に日本で実際に聴いただけに、そのサランドは耳に残っています。スタートからしばらくして、だんだんと楽器が多くなり、ついてグランカッサの一撃でfffに到ります。このフィリプスCDは大変評判の高いものですが、これまで聴いた以上に、コンサートホールでの生々しいサウンドが聴けたのです。それも、ホール前席の、真ん中で聴くような快感でした。
あとは、次々と聴きなれたソースを聴きました。結論として、オーディオアンプは電力をオーディオ信号に応じてスピーカーに供給するキカイであるだけに、電源の質が大切なのです。商用電源から入り込むノイズ、整流時のリップルの存在、電源レギュレーションetcの問題が一切なくなるのです。
さて、マスターズとしてはどうすべきか?とりあえず、BA-225FB/MOSの電源トランス、整流ダイオードを取り除き、外部電源入力をキャノンケーブルで接続する事を考えました。バッテリー、バッテリー充電器は外部とし、これらの選択はお客さんの自己責任において選定し取り扱ってもらうこととしました。
従ってある程度のオーディオとバッテリー知識のある方にこのアンプはおすすめします。興味のある方はお問い合わせ下さい。
さて、このような経済危機にあって、マスターズでは材料費アップのなかにおいても、できるだけプライスセーブに徹することに努力しています。定価は何とか¥11万をきりたいと奮闘中です。ご期待下さい!!


大好評のフルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”

発表以来、首記パワーアンプはおかげさまで大好評をいただいております。ご注文にお応えすべく、製作に励んでおります。首記アンプのカラレーション(色付け)がない音質と、かつ、低域再生能力の高さは多くのユーザー様より感想をいただいております。

また、極めて残留ノイズが少ないことも特徴です。今までノイズに悩まされていた高効率ホーンドライバー使用のチャンネルアンプシステムにも採用されている方も、多くいらっしゃいます。100-110dBもの高効率のホーンドライバー用としては、普通のアンプでは残留ノイズが気になって困っておられると思います。しかし、このアンプは、通常の半導体アンプの1/4(12dB)以下のレベルですから、その心配はありません。

是非、1人でも多くの方に興味を持っていただければと思います。


チャンネルアンプシステム愛好者様にも好評な“MASTERS BA―225FB/MOS”

新型フルバランス・パワーアンプ“MASTERS BA―225FB/MOS”は、おかげさまで、大変好評をいただいており、日々、製作に励んでおります。
設計者サイドでは想定していなかったことですが、このアンプはチャンネルアンプシステム愛好者様にも注目されているようです。
その要素を書き出してみますと、
残留ノイズが極めて少ないです。通常の半導体アンプの1/4(12dB)以下のレベルですから、100-110dBもの高効率のホーンドライバーを使用されている方は、普通のアンプでは残留ノイズが気になって困っておられると思います。このような方にもご満足いただけるものと追います。
更に、ホーンドライバーの保護を兼ねて、当社発売のバイファイラー巻きマッチングトランスを、アンプとドライバーの間に入れれば、ノイズレベルは更に10dB下がり、そのレベルは0.02mVと、世界最高といっても過言ではないローノイズで聴けます。
アンプやCDプレーヤーのS/N比スペックに書いてある数値は、聴感補正値です。聴感補正値とは、メーカーの都合の良いように、低域・高域をカットして、S/N比を表示するものです。ちなみに、プロオーディオ業界では、聴感補正なしで表示しています。
聴感補正といいながら、実際のヒアリング感覚とは合いません。マスターズではノイズ表示は補正フィルターなしの、実体を表すのに適した値を表示しています。

上記のアンプは、バランス増幅、バランス電源アンプを構成しています。「それでは、もっとローパワー、ローノイズで、音質も良く、お買い求めやすい価格のアンプは作れないものか?」と思案していました。思いついたのは、“MASTERS BA―225FB/MOS”を半分にして、10Wのアンプとすることです。具体的には、パワーユニットを1個にして、ブリッジバランスをやめて、通常の、いわゆるハーフブリッジ構成アンプです。早速、試作してみました。
結果は、パワー10W、残留ノイズは0.040mVと、驚異的な値となりました。価格はシンプルになった分、お安くできます。おそらく、10万円以下でご提供できると思います。
肝心のサウンドはクリア、ローパワーながらきっちりとスピーカーをグリップします。
近いうちに発売できると思います。バランス入力にも対応する製品になる予定です。ご期待ください!

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